【完】白い花束~あなたに魅せられて〜
準備を終えた私に翔は「腹ごしらえ」と日本でも有名なパンケーキのお店に連れて行ってくれた。
案の定私の胃袋には昨日のモノが居座っていて、あまり食べられなかったけど。
だけど、翔と食べた朝食はとても美味しく感じられた。
『翔?』
「ん?」
『今日どこ行くの?』
今は朝の10時。
明日の朝が5時起きだから、夜8時には帰ってこいって今朝メールがガミさんから入ってた。
まだ、10時間も一緒に翔と2人でいられるのが嬉しい。
日本じゃ片方が仕事だったり、学校だったりで、夜会うくらいしかできなかった。
…だから嬉しいの。
「仁菜は行きたい所ある?」
『んー…お土産は買いに行きたい…かな?』
社長や涼に買って帰りたい。