【完】白い花束~あなたに魅せられて〜


「いきなり目の前でぶっ倒れるからびびったよっ!」



人が倒れた事をさほど大事に思っていないらしいオレンジ頭は、ソファーの上であぐら掻いて座ってゲラゲラ笑っていた。



うん。なんていうか、太陽みたいだな。
笑顔が可愛らしい。





「相模さんが後処理はしてくれたみたいだから、後でお礼言っといた方がいいよ?」



オレンジ頭の隣に座る黒髪パーマの彼はすっごく落ち着いててなんか大人。


寡黙そうだけど纏う空気は緩和な感じ。



『…ありがとうございます。…あと、すみませんでした』



いくら私でもわかる。
この病室にいる彼ら。
最初に翔が口にしたクソマネージャー



それを総合して考えると







彼らがQuartetなんだ、と。


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