君にありがとう
しばらくそこにうずくまって泣いていると、
「大丈夫?」
そう言い男の子がハンカチを貸してくれた。
「どうしたの…?」
そのハンカチで涙を拭っていると、散乱したゴミをみて彼が言った。
『なっ何でもないですから!!ハンカチありがとうございました!洗って返します!』
私はそう言って帰ろうとしたら、
「名前は?俺、3年Aの草賀瑠樹(クサガ ルキ)」
そう言ってきた。
『えっと…1年Cの須々木梓です………。』
「そう。梓ちゃんね!よろしく」
『へ…?あ…よろしく…?』
そして謎の男の子草賀瑠樹は消えていった。