君とタンポポ
___朝になった。
窓から光が射し、稀菜は目を覚ます。
時計は6時12分。
「もう起きないと…。」
稀菜は体を起こし、身支度を始めた。
朝食は適当に済ませ、制服に着替え
家を出る。
エレベーターへと行こうとした時、
空き部屋の扉が開いた。
目を向けると驚いた。
同じ制服の少年が出てきた。
少年もこちらにきずき振り向く。
「あ、おはようごっ…!?」
「………!?」
その少年は昨日稀菜を
痴漢から助けたあの少年だった。
2人は少しの間立ち尽くしていた
……
数分後2人はエレベーターを
待つ事にした。