青空に向かって


「さーて…。寝ようかな。」


あたしは屋上の隅に仰向けになった。



あたしは寝て間、懐かしい夢をみた。

その夢は、家族があたしの遊びにいってる間、連続殺人魔に殺された夢だった。

小3の頃、あたしは今と全然違い、活発で友達がいっぱいいた子だった。自分で言うのもなんだけど、クラスの人気者だった。

その日も、いつものように友達と公園に遊びに行った。その日も、5時の鐘を聞いて門限通り帰った。


ただいま!!!


いつもなら「おかえりー」と言うお母さんの声が聞こえたのに、その日は誰も何も返事をしなかったのだ。

あたしは、寝てるのかな?と思い、寝室に向かった。寝室に向かう間、鼻が折れるほどの異様な臭いがした。

寝室の扉を開けると、そこには血だらけのお母さんとお父さんがいた。

幼かったあたしは、よく状況が分からなかった。



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