制服の中
中庭の葉桜が音を立てている。
風に乗って、葉の香りがほんのり嗅げる。
まだまだ1限目。昼には遠く、朝でもない、ほんの一瞬のこの時間は、音楽鑑賞で過ごしたい。
イヤホンは片耳しか聴けないから、教室内のざわつきがうるさくてたまらない。
周りの優等生たちは、ただ「1限」が自習になっただけで、どうしてこうもうるさいのか。
勉強はできるかもしれないけど、まだまだ子供
小さいことで大騒ぎして、バカみたい
どうりで仲良くなれないわけだ、私は無理矢理この優等生クラスに放り込まれた不良品なのだから。
そもそも根本的にデキが違う。
このクラスは「勉強ができる」プラスαがあってこその、A組だから。
風に乗って、葉の香りがほんのり嗅げる。
まだまだ1限目。昼には遠く、朝でもない、ほんの一瞬のこの時間は、音楽鑑賞で過ごしたい。
イヤホンは片耳しか聴けないから、教室内のざわつきがうるさくてたまらない。
周りの優等生たちは、ただ「1限」が自習になっただけで、どうしてこうもうるさいのか。
勉強はできるかもしれないけど、まだまだ子供
小さいことで大騒ぎして、バカみたい
どうりで仲良くなれないわけだ、私は無理矢理この優等生クラスに放り込まれた不良品なのだから。
そもそも根本的にデキが違う。
このクラスは「勉強ができる」プラスαがあってこその、A組だから。