ネコをかぶる俺様
お兄さんは私より長身。
私の目の前に
お兄さんの首筋が見えた。
シャツの隙間から見える鎖骨が
なんだか見ちゃいけないような・・・
すごく恥ずかしくなって、
離れようと思ったけど
お兄さんにつかまれた腕が離れず。
「彼氏がいたこと・・・ないよな?」
え?
お兄さんの顔を見上げる。
「だって・・・」
またクスっと笑ってる。
「その反応・・・。
・・・面白すぎる」
面白いって・・・////
ひょっとして・・・
バカにされてる???
その時玄関の方で音がした。
お兄さんの手が、
私の腕から離れる。
今!!
いそいで私は後ろに下がり、
お兄さんと距離をとった。
それを見てまた
お兄さんは笑った。
「その反応・・・。
・・・いじめたくなる」