ネコをかぶる俺様
学校が終わり、
舞と2人でコンビニに寄ってから
私の家に向かった。
「お~♪綺麗やん。
さすが新築」
玄関に入るなり
家の感想を述べてる舞。
キョロキョロしてる舞より先に、
私はリビングにいるはずの母の元へ。
母は今日は夜勤明けで休み。
これから夕飯の準備をするところのようだった。
舞が泊まることを話すと
即座にOKしてくれた。
「舞ちゃん、今日カレーなんだけど、
それでよかった?」
「は~い。カレー大好きでぇす」
母の問いに舞が笑顔で答える。
「じゃ・・・私達部屋にいるから・・・」
母にそう伝えて、
舞と2階の私の部屋へ向かった。
階段あがってすぐの部屋が私の部屋。
その隣の部屋が・・・
「あっちがお兄さんの部屋?」
奥の部屋のドアを指差す舞。
「うん」
「・・・入っちゃおうか?」
そう言ったかと思ったら、
舞はササっと小走りに
奥のドアの前に立った。