ネコをかぶる俺様
その後、母と3人で
夕飯を食べて、
舞と2人でお風呂に入った。
部屋で雑誌を見ながら
ず~と喋って、
気がついたら0時を過ぎてた。
「お兄さん帰ってこないね~」
「うん・・・。
いつもこれくらいには
帰ってくるんだけどなぁ」
なんだか眠くなってきた。
「布団の中に入って待ってようよ」
「そんなんしたら寝ちゃうじゃん!
空、眠いの~?」
「眠いよ~。
普段ならもう寝てる時間だもん私」
「空の軟弱者!!」
舞が雑誌で私をバシバシ叩いてきた。
悲鳴をあげながら
それをよける私。
2人でワァワァ言ってたら
急にバタンっとドアが閉まる音がした。
「!!!
・・・今の・・・隣?だよね?」
「帰ってきたのかも・・・」