I LOVE YOU ?


思わず溜め息が出る。


今更どうこうしようとか思わないけど、真っ最中の時と言い、今といい…。


せめてあたしといる時くらい電源切れば?って言いたくなる。


昔の彼女たちにも同じようにしてたから浮気したって言われて叩かれるのよ。



「もしもしー、久しぶりー恭子ちゃん。うん。俺も恭子ちゃんに触りてー」



目の前にいる仮にも彼女がいるのに、堂々と電話に出て浮気をしているコイツはかなりの馬鹿なんじゃないかと疑う。


あたしを余所に電話をするスイを一度みてから、ベッドの下に散らばった下着を拾い上げて身につけた。


携帯を片手にあたしは鞄を背負って玄関へと向かう。


スイん家は1LDKの小綺麗なマンションだ。一人暮らしをしている。


男のくせに部屋はシンプルで散らばっていない。エロいのにエロ本が一冊もないことに驚きだ。


「待てよ、カンナ」



玄関のドアのぶに手を掛けたとき。キョーコちゃんとの電話を終えたのか、上半身裸でスイが後ろから抱き着いてきた。
< 11 / 61 >

この作品をシェア

pagetop