I LOVE YOU ?
=我が儘彼氏
どんなにあたしを好きだと言ってくれても、行動に移してくれなきゃ意味がないのよ。
口だけじゃ、信じられないわ。
「で?スイくんとキッパリ別れた訳だ」
次の日、スイとの出来事を真弓に話した。
スイと付き合うと言った時の真弓は得に興味なさげで、だからか、別れると言っても驚かれなかった。
むしろ、別れて正解と言うような態度だった。
でも、残念ながら…。
「…別れられなかった」
「は?」
「…いや、だから正確にはまた別れてくれなかった」
「あんた、マジで言ってんの?」
「…マジじゃなかったら言ってません」
大人っぽい真弓の目力に負けてあたしは目を反らした。
「どうゆう事か説明しなさい、カンナ」
とゆーわけで…あたしは昨日の別れを切り出した所から話しはじめた。
……その前に、真弓さん。
真顔過ぎて怖いです。