I LOVE YOU ?


……あったかい。

一人じゃないって感じるよ。



「絶対に本当の気持ちを言わないと駄目よ」



あたしはコクンと頷く。



別れるときは、あたしの最高の笑顔で。

とても気持ちを込めた、愛の告白を。


スイにあげよう。


"大好きだったわ"って。


最高の愛しいキスも捧げよう。



「…真弓」

「んー?」

「…ありがとう」

「…頑張るのよ」

「…うん」



拳を突き出されて、あたしも同じように拳を出し、コツンとぶつけた。



かんばるよ。

自分の正直な気持ちを伝えたい。



「ところで、カンナ」


珈琲を一口含むと、真弓は少し不思議そうに聞いてきた。



「自分から、伝えには行かないの?」

「…え…」

「待ってるだけじゃなくて、自分から迎えに言ったり"好き"って伝えには行かないの?」
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