I LOVE YOU ?
いくつか痛々しくお腹に痣ができていて、あたしは目を反らした。
だって、何で避けないの。
いくら彼女たちを傷つけたからって、少しくらい避けても罰は当たらない。
それに…殴られただけじゃないでしょう?女の力でここまでクッキリ痣が残るわけないわ。
「…今も、これからも。俺はもうカンナだけって思ってる」
「………」
「カンナとずっと一緒にいたいって思ってる」
"浮気しない?"なんて、もう答えを聞かなくてもわかるの。
スイの言葉から、瞳から伝わるから。
「……スイ…」
「だから今日、カンナのご両親に会ってきた」
「…えっ…!?」
反らしていた目をスイに向けるとスイは優しく微笑んでいた。
何で…。もしかしてこの一週間学校にも来なくて連絡もなかったのは、あたしの両親に会っていたから?