I LOVE YOU ?


「…今まで本当に申し訳なかった。いくら気を引きたかったからって馬鹿なことした。ごめんな」


ゆっくりと顔を横に振る。

スイはそんなあたしを見て眉を八の字にしながら微笑んだ。


頬にかけられたあたしの手をスイは握ると自分の口許まで持っていって、手の平に一つキスを落とす。


たったそれだけなのに、その仕草が愛しくて。キスを落とされた所からじわじわとスイの想いが伝わった。


「……スイ。あたし……寂しかった…」


視線が絡み合ったのを合図にあたしは話し出す。



「…一週間、いつもくれてた連絡がなくて寂しかった」


読み返しちゃうくらい…寂しかったの。


「…スイがいなくて、寂しかったわ」


声が、温もりが、笑顔が。近くにないだけで心細かった。


「…"幸せになるため"って言ったスイを信じて此処に来たけど…来なければ良かったって思った」

「………」

「…なんでか、わかる?」
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