I LOVE YOU ?
「……っ…は…」
「ははっ!マジだって!雅也の奴セフレ8人にビンタされたんだよっ」
『やぁだぁ〜!そうゆうスイだって〜浮気しまくりでしょう〜』
電話から聞こえる甘ったるい声を出す女。絶対普段はそんな声高くないでしょ。
どうでもいいことを思いながらスイに敏感な所を触られ奥を突かれる快感を感じる。
漏れそうで漏れない自分の声がもどかしい。
ていうかさ…器用だよね。
電話しながら腰動かすとか。
さすが女タラシの浮気者なだけあるわ。テクもあるみたいだし。
「…ぁ……っ」
『ねースイ?今もしかしてお取り込み中だったり?』
「えー?まさか」
『でも〜、よく耳を澄ますとスイの声が微妙に色っぽくてぇ、少し詰まって聞こえるよ〜?』
電話の向こう側で美咲と呼ばれる女が妖艶に微笑んでるに違いない。…鋭いわ。女の勘ってやつか?
「今ね、走って家に帰ったから。だからじゃない?」
『ふ〜ん。まーいいやっ。今度相手してよ。あたし彼氏にフラれちゃってさ、溜まってんの〜』
「りょーかい。んじゃこれから風呂だからバイバイ」
絶対ばれる嘘をつくスイに彼女は「スイ大好き〜っ」なんて台詞を言って、聞いたあとに電話を切ったスイはあたしに集中した。