I LOVE YOU ?


スイも、さ。電話するのは構わないけど、いくら何でもセックスの真っ最中にするのはどうなの?しかも女の子と。


明らかに「浮気してます」って言ってるようなもんじゃん。


堂々としすぎ。
だから、皆と長続きしないんだよ。



「カンナ…何その顔」


…どんな顔になってるかわからないわ。


むしろ、スイの方が何その顔、よ。ニヤニヤしちゃって。



「超エロっ…マジ最高なんだけど」

「…っ!……ス、イ…早っ……!」


あたしの腰に手を当てて、さっきよりも一層腰の動きが速くなる。


ビリビリと甘い痺れが上昇してくる。



…あぁ、もう。

この快感からは一生抜け出せないのかな。


元カレとヤった時は感じなかった刺激的な快感を、スイは一瞬で感じさせてくれる。


「あっ…カンナ!…俺…っ!」

「…んっ……あぁぁっ…!」


スイの細い、でもしっかりした体があたしを覆う。顔をあたしの首筋に埋めて、スイは少し乱れた呼吸を整えていた。


あたしも上がった息を落ち着かせて枕元に置いといた携帯を取る。



……激しすぎ。2回目にも関わらず1回目よりもスピードが速くて頭が可笑しくなりそうだった。


スイはあたしの横に横たわり自分の腕にあたしの頭を乗せた。つまり、腕枕。


あたしを抱き寄せてスイは目を閉じる。
< 9 / 61 >

この作品をシェア

pagetop