I LOVE YOU ?
スイも、さ。電話するのは構わないけど、いくら何でもセックスの真っ最中にするのはどうなの?しかも女の子と。
明らかに「浮気してます」って言ってるようなもんじゃん。
堂々としすぎ。
だから、皆と長続きしないんだよ。
「カンナ…何その顔」
…どんな顔になってるかわからないわ。
むしろ、スイの方が何その顔、よ。ニヤニヤしちゃって。
「超エロっ…マジ最高なんだけど」
「…っ!……ス、イ…早っ……!」
あたしの腰に手を当てて、さっきよりも一層腰の動きが速くなる。
ビリビリと甘い痺れが上昇してくる。
…あぁ、もう。
この快感からは一生抜け出せないのかな。
元カレとヤった時は感じなかった刺激的な快感を、スイは一瞬で感じさせてくれる。
「あっ…カンナ!…俺…っ!」
「…んっ……あぁぁっ…!」
スイの細い、でもしっかりした体があたしを覆う。顔をあたしの首筋に埋めて、スイは少し乱れた呼吸を整えていた。
あたしも上がった息を落ち着かせて枕元に置いといた携帯を取る。
……激しすぎ。2回目にも関わらず1回目よりもスピードが速くて頭が可笑しくなりそうだった。
スイはあたしの横に横たわり自分の腕にあたしの頭を乗せた。つまり、腕枕。
あたしを抱き寄せてスイは目を閉じる。