素直な気持ち
「何でそう思うの?」

と生徒会長は聞く。

生徒会長はいたって冷静。

「友達から聞いたので・・・」

と言うと、生徒会長は一瞬目を大きくした。

やっぱり・・・

「誰から聞いたの?」

「俊からです」

「俊?」

「はい」

すると生徒会長は考えるしぐさをした。

しばらくして・・・

「・・・チッ」

えぇ~?!

いま生徒会長舌打ちしませんでした?!

なんで~?!

「あぁ。そうだよ。」

生徒会長は言った。

「あなたが・・・私のお兄ちゃんを・・・」

「ぼこぼこにしたのは俺だ」

「どうして?!」

私は大声を上げた。

お兄ちゃんは、青龍の総長。

強いのに・・・

なんでぼこぼこにされたの?

「最低・・・」

私は生徒会長室を飛び出した。
< 17 / 26 >

この作品をシェア

pagetop