素直な気持ち
もぉ!

いやだ!

お兄ちゃんがぼこぼこされたのは1年前。

喧嘩が強いのにぼこぼこにされたお兄ちゃん。

その姿を見た時すごくつらかった。

お兄ちゃんをぼこぼこにした相手が憎かった。

ガラッ!

私は教室のドアを開けた。

みんな一斉に私のほうを向く。

「井原さん・・・遅刻ですよ」

遠藤先生が言う。

「すいません・・・」

と私は言い席に座った。

「菜緒?大丈夫?」

愛華が心配そうに聞く。

「うん・・・。」

私は言った。

生徒会長が元ヤン・・・

でもなんでやめたんだろ?

憎い相手なのに・・・

それだけなぜか気になる・・・

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