キミが好き。
出会い
  私ゎ、15歳の夏

  君に出会いました。






 「あつーぃ、家帰りたい」

 毎日、学校がだるかった。
      
 好きな人もいないし

  学校にいる友達と話していても

 よく出る言葉。

 私ゎ、今年15歳の河内 愛(かわちあい)

 8月1日生まれのA型。
        
  そこらへんにいるごくごく普通の中学生。



 中学3年生ということで親も先生も

  そろってこう言う。

 「中学3年生なんだからちゃんと勉強しなさい」

  はっきり言って高校なんか行く気ないし。

         


  でも、就きたい仕事ゎある。

   歌手。
 
  かなわない夢かもしれないが

  歌が単純に好きで

  中学1年生の時の友達と

  カラオケに行ったときに

  「うまい」っと絶賛され

  それから歌手になりたいなって

  願望がでてきた。

  



  だから、専門学校にゎいきたい。

  でも、今の私だったら
   
  行かせてもらえないだろうな。

  なんて、朝のHRの時間に思う。


  すると、なんだかみんなが私の隣の

   
  空いた席を見ている。


 「河内、今日からこいつよろしくな」

   
 そういわれて私に頭をぺこりと

 下げる背の高い男子。

  どうやら転校生だ。

  その転校生ゎ私に言った。

 「櫻井 純(さくらい じゅん)だ」



        
 無愛想な挨拶をする櫻井というやつに

  私ゎ、「どうせかかわりのない奴」と

  決めつけていた。



   



  それが純との出会い。     
   
 





         




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