思う空*運命の人
後少しで学校だ。
私が校門をくぐろうとしたら。
「美羽!おっはよー!!」
後ろから飛び付かれた。
私は前のりになりながら
「紗綾、おはよ」
この子は何故かこんな私によく絡んでくる、宮城紗綾(ミヤシロサヤ)。
「なんだ〜?美羽。元気ないな〜、何かあった?」
「別にいつもと同じだよ。紗綾が元気有りすぎなだけだよ」
「それ軽くショックだわ〜。だって元気が一番じゃん!!?笑顔が一番じゃん!!」
「はいはい、分かったよ」
紗綾は私と違って明るいし、何より凄く美人だ。
肌も白いしスタイル抜群で目だって超デカイ。
髪はゆるく巻いたロング。
こんな美人が歩いてたら、みんなからの視線が凄い。
私じゃ無いって分かってても結構キツイ…
そんな視線に耐えながら教室に着いた。