思う空*運命の人
あいつを見ると目が合った。
俺は言葉が出なかった。
華奢な体に白い肌。
綺麗な髪。落ちそうな位デカイ目。
ちょっと触ったら壊れてしまいそう。
俺はそいつの前まで行き
「おい」
「………」
「おい!!聞いてんのか」
「はっはい!!」
「何でガキがこんな時間にいんだ」
「………」
言えねぇか。
「ハァ…名前は」
「高峰美羽です」
美羽か…
そしたらいきなり美羽が震え出した。
でも必死に隠そうとしてる。
「送ってやる」