思う空*運命の人
「…それは違う」
そう龍也さんの落ち着いた声が聞こえた。
「違わっなくないっ!!」
だめだ…
勝手に口が動いちゃう…
「だってそれは美羽が壁を作ってるからだろ?」
壁?
確かにそうかも知れない。
でもそれは裏切られたら、傷付くから…
「人はみんな違うんだ。人それぞれ性格も違えば顔も違う。みんな一緒じゃないんだ。だからちゃんと1人1人見なくちゃいけないんだ。その人の事を…」
じゃあ母や父とは違うって事?
でも…
でも……
そうゆう人もいるかも…
「でも、もしそうゆう奴がいたら俺が傍にいてやる」