思う空*運命の人
リビングは凄く静かだった。
私は気味悪さを感じながらソファーに近づいた。
そして私は、床に横たわる母を見て呆然とした。
だって母の目の周りが真っ赤に腫れてて、口の端が切れて血が出てる。
髪だってボサボサだ。
私が母に近づこうとしたら、後ろから口元を押さえられ、そのままソファーに押し倒された。
「キャッ、…誰!?」
びっくりしてその人を見た。
そぉ、その人は、ここに倒れてる母を殴ったであろう、私の父だ。
私はただただ脅えていた。
だんだん全身が震えだした。
そして父が拳を大きく振りかぶって
バキッ
「…痛っ…」
私の頬を殴った。
「お父さん止めて!!痛い!お父さん!!」
抵抗しようとしても、全身が震えていて、思うように体が動かない。
バキッ…バキッ…バキッ…バキッ
その後も殴られ続けた。
お腹や太もも、色々なところを…
「うっ……。ゴホッゴホッ……。いた………い…よ…。や………めて…」
もぉ死ぬのかな…
そぉ思ってたら父が殴るのを止めた。
そして…
「お前はこの女と同じだ。この女と一緒に死ねばいい」
そぉ言い残し出ていった。