また、いつか。
いつもの場所
待ち合わせの学校の門の前に向かうと男女2人がいた。
「えっと…春菜ちゃんだよね?」
昨日いた、色黒の女の子が話しかけてきた。
「あ、はい!!」
「みんな、部活で遅れるから先に``いつもの場所''行くか」
そして、その隣にいた色白の男子の声によって、``いつもの場所''へと向かう。
``いつもの場所''ってどこだろう。
「自己紹介は、全員揃ってからの方がいいね♪」
色黒の女の子は、そういうと走って``いつもの場所''へと向かって走っていった。
「あの…``いつもの場所''ってどこなんですか?」
「…ん?あ…ここ」
色白の男子は、目の前を指座した。
そこは、広い公園だった。
噴水が中心にあり、その周りにはアスレチックがあった。
「なんで、ここが``いつもの場所''なんですか?」
私は、疑問だった。
デートスポットのような場所が、なぜ``いつもの場所''なのか。
「うーん…、学校から近いし風景も悪くないからじゃないかな」
きっと、この人は特に理由とか知らないのだとこのとき思った。
「あ、みんな来たよ」
色黒の子が手を振っている方を向くと3人の男女がいた。