また、いつか。

そして、一人ひとり自己紹介していった。


昨日、青いユニフォームを着ていた男子は…

名前は、 渡部洸太郎。
あだ名は、洸太。
部活は、サッカー部。
家族構成は、両親に2つ下の弟がいる。
お父さんが教育委員会委員長を勤めている。

見た目は、背丈は普通くらいだが、華奢な体にほどよく筋肉がついており、顔もイケメン系で、きっとモテるだろうな。

最初は、そんなイメージだった。

けれど、そんな彼は誰よりも私のことを考えてくれた。

いや、私だけじゃない。

周りのことを一番に考えてくれて、みんなの憧れのヒーローみたいな人だった。



黒ぶちメガネをして色白男子は…

名前は、東條蓮。
あだ名は、蓮。
部活は、剣道部。
家族構成は、両親に6つ上の兄がいる。
お父さんは、有名大学病院の医師をしている。

見た目は、スレンダーな体格に色白のさらさらの黒髪に黒ぶち眼鏡。
まさに、学校の王子様のようなイメージだった。

そんな彼は、みんなのことを何でも知っているような人だった。

けど、そんな彼だからこそみんなに言えないことも彼には言えたんだ。

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