また、いつか。
「つーことで、よろしくな…ハル♪」
洸太は、私の肩をポンっと叩いた。
なんとなく、カズと雰囲気が似てる気がした。
ダメだ、思い出したら悲しくなる。
頭の中のことを消すかのように私は、思いっきり微笑んだ。
「うん、よろしく♪あのさ、なんでここが“いつもの場所”なの?」
私は、さっき蓮に質問したのを他の人たちに問いかけた。
「なんでって…たまたま」
「たまたま?」
「そう、たまたま。中学校のときにちょうどここで5人がばったり会ってからが始まりだよな」
洸太がどんどん話を進めていく。
「ちょうど、私と蓮君がここで話そうって話してたら、舞ちゃんと雅弥君が来て、サッカーの練習をしてた洸太君が居てね」
「懐かしいな」
なんだか、私だけ取り残された気分だ。
やっぱり、私はここにいちゃいけないのではないのか。
しょっぱなから、そんなこと言っちゃダメだよね。
積極的にいかなきゃ、ダメだもんね!!