また、いつか。


「つーことは、俺とハル以外みんな部活ってわけか」

「お前は、部活ねーのかよ」

雅弥が洸太の発言につっこむ。

「俺?あ~インターハイも県で終わっちゃったし。大会も1つしかねーし。お前らと比べたら、全然時間あるし」

「そうなんだ!!じゃ、ハルちゃんをいろいろ案内してあげなよ」

「よし!!じゃあ、ハル。明日俺とデートだ!!」

洸太は、叫ぶように大声を出した。

「で、デート!?」

私は、いきなりのことでびっくりしてしまいどもてしまった。

「洸太、声デカすぎ」

蓮は、ボソっと洸太につっこむ。

「悪い悪い。とにかく、明日10時にここな」

「う、うん」

そのあともみんなで他愛のない会話をし解散した。

「ただいま」

「お帰りなさい。今日は、楽しかった?」

「うん、楽しかったよ。あのね、明日いろいろと案内してくれるみたい」

「案内って姉ちゃんここ出身じゃんかよ」

弟の海翔(かいと)がつっこむ。

「なんか、そのことみんなに話すの忘れちゃって」

「まあ、いいじゃないか。さっそく友達ができて、パパは嬉しいよ」

お父さんは、そういうとビールを飲み始めた。

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