君が落とした青空
最初の最後
世界は終わらないと思ってた
毎日は毎日続くと思ってた
*
「おい…!男の子が轢かれたぞ…!」
「救急車…!」
私の目の前で、周りにいた人が次々と叫びながら集まり始めた。
大きなトラックの周りに集まる人たちを、ただ私は眺めていた。
動けないまま。
頭が働かないまま。
何も理解出来ないまま。
ただ目の前を見つめていた。
修弥(しゅうや)が――私の彼氏が歩いて行った方向を――…
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