pure love
「愛海ー!」大きな声で走ってくるのは葵。
「今日楽しみすぎるんやけど!」葵は笑顔で話しかけてくる。

「愛海も楽しみすぎる!」
「亮太とも一緒やしな!」っとニヤニヤしてくる葵。
「もー!葵!」
「へへ♪じゃあ亮太たちと合流するか」私と葵は三人の元へ話しながら歩いた。

「ほら、三人組行くでー」
「はーい」五人で喋りながら目的地へ向かう。
途中、大きい公園があってそこへ立ち寄った。

「かくれんぼしよーや」そんなこと言わなさそうな身体のでかい大西がそんなことを言い出す。でも全員が賛成してやることになった。

鬼になったのは亮太。亮太が10数えるうちにみんなが公園を散らばる。わたしは遊具の下に隠れていた。こそっと外を見てみると亮太が笑顔で立っていた。

「市川みぃっーけ」
「えー亮太早い!」
「そりゃ市川を一番に見つけるわ!!どこに居るかすぐ分かったで」そんなことを言うからまた胸がドキドキする。

「ほんま亮太…」
「ん?」亮太はどうしたんだと言うような顔つきでわたしを見てくる。

「なんもない。」わたしは笑顔で返す。亮太にはもー負ける。何言われても何されてもドキドキするんやもん。ほんま亮太には敵いません。
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