pure love
グループみんなで集合場所まで急ぐ。みんなにからかわれながら歩いた。そんな時間も幸せで。集合場所で点呼をとり、各自昼食をとった。

「愛海~~」夏が顔を赤くしながら私の元に近づいてくる。
「夏めっちゃ顔赤いんやけど?大丈夫?」私は笑いながら夏に尋ねる。

「今日な、博也とずっとメールしててん!」夏の顔は言うまでもなく乙女の顔だった。
「え、うまくいってるやん!」私がそう答えると夏は嬉しそうに話を進めた。

「でな、遊ぼうって話なってん。」
「すごいやん!夏、よかったなあ。」私は笑顔で返事をした。

「ありがとう。で、やっぱり二人はまだ恥ずかしいから愛海と亮太も一緒に遊びたいなって思って。いい?」
「あかんていう訳ないやん!全然いいよ!亮太もきっとふたりのこと応援してるやろうし!夏、一歩進んだな!」わたしは夏の肩に手を置いた。

「愛海ありがとう!亮太に言っといてもらっていい?」
「うんわかった!」

谷口のことを話す夏は本当に可愛くて、夏のこいがどうか叶いますようにと祈っていた。
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