pure love

夏は、「暇やから先、あっち行っとくって言ったんやんか」と言って同時に携帯の画面をみせてくる。

“亮太が市川と一緒に行きたいらしいからあとちょっと待ってて(;_;)”その画面を見た瞬間吹き出してしまった。

「待って、亮太めっちゃ可愛いんやけど」私は笑顔で夏は顔をムスッとさせている。

「亮太どんだけわがままなん!」

「うん、わがまま!ってか、甘えた?」

「本間、あいつ来たら一回しばき上げなあかんな。」私は夏の言葉に笑った。

待ち合わせは結局、1時間後、地元の最寄り駅待ち合わせになった。
1時間後、亮太たちは最寄駅に到着して4人がやっと合致できた。

「行こっか」二駅先のショッピングセンターに遊びに行く予定であった。改札を通ると、夏が亮太のお尻に一撃。

「いった、ちょ、お前急になんやねん」亮太がびっくりした顔で夏の顔を見る。

「遅いねんけど。しかもなんなん?!愛海と一緒に行きたいから待っとけって」怒っているわけではなくいつもの二人の痴話喧嘩みたいなものだ。

「ええやん!俺は市川と一緒に行きたかったの!」そして、亮太が夏に小声で何かを話している。

「うっさいわ、ボケ」夏は亮太にもう一蹴り。

「いったいわー。博也なんとかしてや。」谷口と私は二人のやりとりを見て笑っていた。
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