pure love

次の日、私の熱は見事に平熱まで下がってくれた。
私は亮太に会いたい一心で学校の用意をしたっけ。

「沙耶～おはよう！」
「おはよう！大丈夫？愛海が風邪とか珍しいな！」沙耶は昨日の㏠の出来事を私に教えてくれる。

「そうや。もー昨日は亮太の愛海コールがやばかったで！」私が首を傾げていると沙耶は話してくれた。

「まず朝、うちが先生に愛海が休みってこと伝えた瞬間教卓まで走ってきて、市川どうしたん？なんで休みなん？いつまで休むん？ってもうー質問づめ。」沙耶は笑いながら亮太のことを細かく話してくれた。

「授業中も急に、あー市川―って叫びだしたり。もうそんときは教室、大爆笑やった。先生にお前はどんだけ市川に会いたいんや！って突っ込まれてた。もうそれに対しても、会いたいに決まってるやんってずっと愛海、愛海やったで？愛海、愛されすぎーもう、それ聞いててめっちゃ羨ましかったわ」私は笑顔になるほかなかった。

「亮太、かわいすぎる。早く愛海も亮太に会いたい！実はな、昨日亮太、うちまで来てん！」

「えっ？！まじで？やばいやん！ほんま小説みたいなことすんなあー亮太は。」

亮太、早く会いたいよ。早く会って、話したいよ。