pure love
「愛海―部活行こう」今度は欠伸をしながら夏がやってきた。
「うん、行こう」

「昨日、まじで亮太やばかったからな!めっちゃ荒れてた!ある意味!」そう言いながら笑う夏。
「もうみんなに色々言われすぎて恥ずかしいの境界線超えたわ。」

「いやー亮太に愛海は不可欠やねんな。思い知りました。」
「愛海だって、不可欠やで?ってかな、昨日・・・」私は昨日、亮太がマンションまで来てくれたことを話した。

「え?まじで?!あいつどんだけ愛海に会いたいねん。でもやばいなあー」
「もうこんなん、夏やから言うけどさ、嬉しすぎてないてしまった」

「いや、そらそんなんされたらうれしすぎて泣けるよな。ってかほんま亮太ってキザやでな?」
「うん確かに。」私たちは所定の場所に荷物を置いて、集合場所に向かった。

部活をしながらも野球部の方にどうしても目がいってしまう。
「お前、亮太のこと見すぎな!はい、部活中彼氏見るの禁止!」

「ちょ、夏!それは無理!」ケラケラ笑いながら話し込むこの時間が楽しすぎる。
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