pure love

でも…、亮太と両思いになれたらどれだけ幸せだろう。葵は何か話しているが私の目は確かに亮太の方を向いていた。

すると、違うクラスから大野 琴音[おおのことね]がやってきた。
琴音は私と同じ陸上部で夏と共に目立つ人物だった。琴音は学年で1、2を争うくらいモテていた。確かに可愛い。

でも私はどっちかと言えば苦手な方だった。

亮太とは家も近くてよく一緒に帰ってるのも知っていた。

あの時、私は琴音が亮太のことが好きだと思っていた。

だけど、後で聞いたらこう話していた。

「確かに入学したころは好きやった。だけど一緒におるうちに好きって感情が消えて、めっちゃいい友達になってた。第一あんとき、琴音、好きな人居ったよ。愛海、心配しすぎー」

と、笑える話になっていた。

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