pure love
琴音が亮太と話しているのを見てすごく嫉妬した。嫌だと思った。だから二人から目を離した。
葵の話を一生懸命聞いた。亮太と琴音の話が入ってこないように。
でも、亮太が琴音にキレる声が聞こえ、私と葵はその声のもとへ目を向けた。
「お前、本間何してん?ふざけんなよ」普段キレない亮太が真剣にキレている。
「ご、ごめん亮太。本間にごめん…」亮太の手元を見るとさっき私が作った鶴がぐちゃぐちゃになっている。
多分、琴音がぐちゃぐちゃにしてしまったのだ。
「亮太ごめん。」
亮太は琴音を睨みながら口を開いた。
「帰れ」
すごく怖かった。