pure love
私の手はぶるぶる震えていた。
こんなにも亮太が好きなんだということをわからせてくれた。
その紙切れを鶴の羽のところに挟んだ。
あの時、私があの手紙を渡さなかったら亮太との恋はあんなに大きくならなかったのかな?
あんなに辛い思い…しなくてよかったのかな?
ううん。
辛い思いもいっぱいした。だけどあなたと過ごしたあの時は私にとっての宝物です。
放課後になり、亮太は自分の席で何かをしていたからみんなが居なくなるのを見計らった。
10分もすれば、私と亮太しか居ない。私は亮太の席の前に座った。
教室で二人になるのは初めてだったからいつもより緊張した。