pure love
「そら亮太怒るわっ。あの子等、前から愛海等にちょっかいかけてたもんな。亮太、嫌そうな顔しとったもん」
「そぉなん。気づかんかった!!」
「だって、愛海の前ではずっと笑ってるもん、亮太…」
亮太…。
「葵、とりあえず音楽室行っていい?」
「いいよ。亮太心配やからな」
二人は急いで音楽室に向かおうとした。
そしたら前から原田がきた。
「原田、亮太は?」焦る私を見て原田は尋ねてきた。
「やっぱなんかあった?」
「えっ?」
「さっき、亮太と会ったけど女子がどうちゃら文句言ってどっか行った」
「まじでっ」
私は葵の顔を見た。
「事情は後で話すわ。亮太探してくる」
「おう。」
原田にはそう言って音楽室まで急いだ。