人間になりたかった向日葵


ガサッ ガサッ



夜中の2時頃かな?



向こうから物音がして、目が覚めた。



何…?



気になって、物音のする方へ行った。



物音はベランダからっぽかった。



あれ、ベランダに誰かいる…。



泥棒?



…違う、慧人くん!?




「ない…、ばあちゃん…ゴメン…」



聞こえるか聞こえないぐらいの声で慧人くんは、そう呟いた。



もしかして



私を探しているのかな?




ゴメン、慧人くん。









大好きだよ。




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