人間になりたかった向日葵



ピピピピピ…



うるさいー…。



ピピピピピ…



だけど、その音は鳴り止まない。



「向日葵ちゃん!」



愛しい声がして、目を開けると、そこには愛しい人がいた。



「け…とくん」



「おはよ(笑)
起きてよ!
もしかしたら、約束…忘れちゃった感じ?」



私は首を横にふった。



忘れないよ。



今日は待ちに待った慧人くんと買い物じゃん♪*。



「さ、朝ご飯食べて行こ!?」



「うん!」



よかった。



怒ってないみたい…。



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