不器用な僕等の唄を

『だから』だなんて理由にして良いわけじゃないけど。

「試験ではトップクラスに入るし、学校にはちゃんと行くので遊ばせて下さい。」

初めて親に頭を下げて頼んだ。

高校は大学付属のところに入る予定だったけど、こっちに来た。

この小娘と…透子と一緒に音楽をするのも良いなと思ったから。

「肩が痛い。」



< 126 / 310 >

この作品をシェア

pagetop