不器用な僕等の唄を
「いつも一人で居眠りな音宮先輩、だからね。」
1年に容赦なく毒をさす透子に見かねたのか、矢祇は轟側につく。
「いつもサボリな矢祇に比べたら良い方でしょう?」
「授業中居眠りしてる奴と同等だと思うけど。」
「お前等、言ってることが団栗の背比べ。」
延々と続きそうになった透子と矢祇の言い争いに栄が口を挟んで終了となった。
「…あ、そうしたら。その期間はフラオブは休みですか?」
『Fragment of Amber』
あたしが付けた、バンド名。
訳せば『琥珀の破片』