不器用な僕等の唄を

あぁ、そっか。

ソファーではなく、端にある机の上でかく轟さんのポスターを覗く。

『Fragment Of Amber
…青春とは何なのか、教えてくれ。』

カッコ良いキャッチコピーはきっと透子ちゃんが考えたものだと思う。

轟さんに押し付けたのは紘波のような気がする…。

と考えて、そういえばフラオブの女子は3人だったことを思い出した。

「手伝おっか?」

「いえ。掲示板にはるように、一枚だけなんで。すぐに終わります。」

にっこりと笑顔で返されて、私はソファーの方に行った。



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