不器用な僕等の唄を
“今の”という言葉に、胸がキリッと痛む。
「…は?お前等なんでいんの?」
滅多に出さない不機嫌な声。
私も女の子達も参上した流星を見る。
「久しぶりー。いやぁ、彼女可愛いねって褒めてた。」
「当たり前だろ。さっさと散って。」
私の前にカプチーノを置いてくれる。
女の子達は「そんな不機嫌そうにしないでよ。」と笑いながら、去っていく。
「なんか言われた?」
心配そうな顔をして、こっちを見た。
「ううん。…可愛いって言われた。」
「そりゃ良かった良かった。」
頭を撫でられる。