不器用な僕等の唄を

流星じゃなきゃ似合わないくらい甘い言葉。

私は微笑んだ。

冬の空はとても澄んでいて綺麗。

もしも流星が悲しんでいたら、私も悲しい。

喜んでいたら、私が悲しい時もきっと嬉しい気持ちになるはず。



繋がれた手から感じるのは好きな人の温もり。

私は流星の肩口に寄りかかる。

好き、と囁いた。





寒くて温かい冬のこと。






< 230 / 310 >

この作品をシェア

pagetop