不器用な僕等の唄を

でも、荒んでいくあたしを捨てないでいてくれたのはあの人。

酷い事ばかり口にしてもいつもいつも傍にいてくれた紘波と矢祇。

慕ってくれた青や轟や高橋や香坂。

優しくしてくれた野田。

元気な笑顔を毎日見せてくれたのは葛さんと桔梗。

…あたしを守ってくれるのは、雪比良栄。

たくさんの人に感謝がしたいと思う。

数え切れないくらい優しくされて励まされた。

「…寂しかったら、嘆けば良い。そしたらきっと誰かが気づいて優しく手を伸ばしてくれる。」

優しくない奴なんて、いない。



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