不器用な僕等の唄を

休憩に入ったらしいフラオブのメンバーは次々に手前のソファーの方に戻る。

「あれ?2人ともどうしたの?」

こっちに気付いた奏は、近づく。

「あ、忘れてた!」

と、桔梗は『お姉ちゃん』の元へ行く。

音宮先輩は、何故か多分部長の席であろう椅子に座り、机にダラッとなっていた。

この前に見た雪比良部長も、その前にパイプ椅子を持ってきて座っている。

「桔梗がお弁当届けに行くのに着いてきてみた。」

「ぴったりだったね。」



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