【完】“微熱”−ひと夏限定のセイシュン−
私の腰を引き寄せている方の手が、なまめかしく動き始める。
私のくびれから、お腹全体を円を描くようにゆるゆると這うその熱い掌。
急速に求めるわけじゃなく、私の欲を焦らしてじわじわと追い詰めるような動き。
ナツの掌から来る熱が、私を支配し、思考までもが微熱に侵される感覚。
立ったままだったが力が弱まり、腰が抜けそうになるのをナツが力強く抱き上げ、そしてベッドへ優しく寝かされた。
ナツは私に跨がり、自分のTシャツを脱ぐ。
月の光がナツの上半身を照らし、月明かりに露になったその浅黒い身体がやらしい。
なんて均衡の取れた綺麗な体をしているんだろう。彫刻みたいでいて、けれど、ナツの体は柔らかくて、温かみがある。
私のくびれから、お腹全体を円を描くようにゆるゆると這うその熱い掌。
急速に求めるわけじゃなく、私の欲を焦らしてじわじわと追い詰めるような動き。
ナツの掌から来る熱が、私を支配し、思考までもが微熱に侵される感覚。
立ったままだったが力が弱まり、腰が抜けそうになるのをナツが力強く抱き上げ、そしてベッドへ優しく寝かされた。
ナツは私に跨がり、自分のTシャツを脱ぐ。
月の光がナツの上半身を照らし、月明かりに露になったその浅黒い身体がやらしい。
なんて均衡の取れた綺麗な体をしているんだろう。彫刻みたいでいて、けれど、ナツの体は柔らかくて、温かみがある。