【完】“微熱”−ひと夏限定のセイシュン−
近所のコンビニで、カズは目当ての雑誌と赤ペンとマッキーペンとシャーペンの芯とジュースを購入する。
「いやあ、夏休みの宿題のレポートすんのに、色々足りなかったんで助かりました。付き添いありがとうございます。フユおねーちゃん」
カズはコンビニから出ると、私に買った炭酸のジュースを手渡し笑う。
「別にいいよ。っていうか何そのいきなりの弟キャラ。今更キモイんだけど」
私は答えながら受け取った缶のプルタブを引く。
すると、缶ジュース特有の『プシュッ』と開く音が夜道に響いた。
蒸し暑い夜に、この缶が開く瞬間の音は良く似合う。沖縄のこの地だから、それは私の地元より更に似合う、夏の風物詩のような日常。
「いやあ、夏休みの宿題のレポートすんのに、色々足りなかったんで助かりました。付き添いありがとうございます。フユおねーちゃん」
カズはコンビニから出ると、私に買った炭酸のジュースを手渡し笑う。
「別にいいよ。っていうか何そのいきなりの弟キャラ。今更キモイんだけど」
私は答えながら受け取った缶のプルタブを引く。
すると、缶ジュース特有の『プシュッ』と開く音が夜道に響いた。
蒸し暑い夜に、この缶が開く瞬間の音は良く似合う。沖縄のこの地だから、それは私の地元より更に似合う、夏の風物詩のような日常。