【完】“微熱”−ひと夏限定のセイシュン−
「ねーねー!冬花、アオ先生も!今から写真撮ろう!」
話をしている私達に割って入ったのはお父さん。確か、私が修学旅行でいない間に新しいカメラを買ったんだっけか、異様にテンションが高い電話に友達とホテルで苦笑したっけ。
「はあ?やだよ。うざいなあ」
「あの、僕、基本的に写真が嫌いなんで……」
嫌がる私達だったけど、お父さんには敵わず、結局、軽トラをバックに三人で写真を撮ったんだ。
口では嫌がっていたけど、何気にアオ先生との写真なんてレアモノだから、楽しかったのを覚えている。
「ほーらー、もー!記念すべき一枚目の写真だよ!もっとちゃんと笑ってくれる?」
「ホントうざ。お父さん黙って。ほら、アオ先生フレームアウトしてるから、もっとこっちに寄りなよ」
懐かしい。楽しくて、嬉しくて、舞い上がっていたあの頃。
話をしている私達に割って入ったのはお父さん。確か、私が修学旅行でいない間に新しいカメラを買ったんだっけか、異様にテンションが高い電話に友達とホテルで苦笑したっけ。
「はあ?やだよ。うざいなあ」
「あの、僕、基本的に写真が嫌いなんで……」
嫌がる私達だったけど、お父さんには敵わず、結局、軽トラをバックに三人で写真を撮ったんだ。
口では嫌がっていたけど、何気にアオ先生との写真なんてレアモノだから、楽しかったのを覚えている。
「ほーらー、もー!記念すべき一枚目の写真だよ!もっとちゃんと笑ってくれる?」
「ホントうざ。お父さん黙って。ほら、アオ先生フレームアウトしてるから、もっとこっちに寄りなよ」
懐かしい。楽しくて、嬉しくて、舞い上がっていたあの頃。