【完】“微熱”−ひと夏限定のセイシュン−
まあ、二人の雰囲気が分かりやすいくらいに変わってるから気になる気持ちも分からんでもないけど。
水族館に行って、二人を置いてナツの元へ向かった次の日、二人はオソロのピアスを着けて出勤してきた。
ってことは、そういうこと、だよね?まだ報告受けてないんだけどなぁ、なんて思ってしまう。
「まあ、いいんじゃない?幸せそうだし」
「まあね。あの二人は一年近くくっつかなくて、見てる俺がもどかしかったし。ようやくだよ」
ナツは骨張ったその小麦色の手で口を多いクククっと笑う。
「ちょっとー!ナツさんもフユちゃんも働いて下さいよぉ!」
働かないで立っていた私達に、バタバタと走りながらカズが叫んだ。
水族館に行って、二人を置いてナツの元へ向かった次の日、二人はオソロのピアスを着けて出勤してきた。
ってことは、そういうこと、だよね?まだ報告受けてないんだけどなぁ、なんて思ってしまう。
「まあ、いいんじゃない?幸せそうだし」
「まあね。あの二人は一年近くくっつかなくて、見てる俺がもどかしかったし。ようやくだよ」
ナツは骨張ったその小麦色の手で口を多いクククっと笑う。
「ちょっとー!ナツさんもフユちゃんも働いて下さいよぉ!」
働かないで立っていた私達に、バタバタと走りながらカズが叫んだ。